DLC第一弾のドーンガードをやっとやり終えました。真の敵はスノーエルフの最高司祭のヴィルスールさんだったという大どんでん返しのストーリーでした。 
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 まさかの黒幕発言をする最高司祭のヴィルスールさん。吸血鬼のヴィルスールさんとの最終決戦が、日差しのきついバルコニーってのはどうなの?

ここでドーンガード編の時代設定を考えてみたいと思います。
DLCドーンガードのバックグランドストーリーは以下のようになっています。
1)最高司祭のヴィルスールさん吸血鬼になる。
2)スノーエルフの集落ファルメルに襲われる。
3)最高司祭のヴィルスールさん、偽の予言書を作成する
4)ハルコンさん、その予言書を読みアーリエルの弓の捜索を始める。
5)ヴァレリカさん、星霜の書(太陽)とセラーナさんをディムホロウ墓地に隠し、自分は星霜の書(血)を持ち、ソウルケルンに隠れる。
6)ハルコンさん、娘を探すために捜索隊を出す。
7)イスランさん、吸血鬼が活発に動いているのを察知しドーンガードを再結成
8)ステンダールの館、吸血鬼に襲われる
9)どばきんちゃん、ドーンガードに入隊 

このような中セラーナさんについてまとめたTES V:SKYRIM用語集によると
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・「シロディールに帝国が?」とシロディールの帝国を知らない
・「するとこれはスノーエルフの魔法ですのね。すごいですわ」と驚く
・ドゥーマーの遺跡に連れて行った際のセリフ、
「ドワーフの実物はどんなふうなんだろうとずっと思っておりましたの。」
「これがドワーフの都市? こんなに荒れ放題なんて信じられませんわ…」
と、スノーエルフとドゥーマーを詳しく知らないが、
ドゥーマーの遺跡が荒れ果ている理由を知らない(ドゥーマーの失踪を知らない?)
…以上のことから、エルフの時代以降、
第一紀からアレッシアが白金の塔を陥落させた第一紀243年以前の生まれの可能性が高い。
→この発言から第1紀の生まれであることがわかります。
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とまとめられており、ドワーフの失踪(第一紀700年)の出来事もしらないようですので、おそらくエルフの時代後期に生まれ、第一紀200年ごろに封印されたのではないかという話です。
 スカイリムの歴史によると第一紀は2920年、第二紀は896年、第三紀は433年続きました。そして現在の第四紀は200年ですので、セラーナさんが封印されたのが第一紀200年頃だとすると少なくともドーンガードに出てくる最高司祭のヴィルスールさんやその弟のキレボルさん、ハルコンさん、ヴァレリカさん、セラーナさんは
2920年-200年+896年+433年+200年=4249歳以上になります。

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 若くきれいなお姉さんですが、実際は4000歳以上?

 ヴィルスールさん、ハルコンさん、ヴァレリカさんは吸血鬼で不死だし、セラーナさんは吸血鬼の上コールドスリープされていたのでまあいいんですが、キレボルさんはただのスノーエルフですので、さすがに長生きしすぎの気がするんだけど・・・TESシリーズのエルフは長生きで2000年以上生きることもあるらしいので、アーリエルの加護により長生きだったのかもしれないけど・・・
 ヴィルスールさんは4000年以上もコールドハーバーの娘がくるのを待ち続け、ハルコンさんは4000年以上も嫁と娘を探していたのかと考えると・・・ちょっと無理がある気がします。その4000年の間にもスカイリムやタムリエル全土で実に様々なことが起きていますが、それらにはかかわらず探し回っていたってのはちょっとね・・・

他の作品との矛盾:
 さらにここでもう一つの大きな問題がありました。それはTESシリーズとしての問題です。TESシリーズは外伝を除くと現在5作あります。
シリーズタイトル年代
TES1アリーナ第三紀389年
TES2ダガーフォール第三紀405年
TES3モロウィンド第三紀427年
TES4オブリビオン第三紀433年
TES5スカイリム第四紀200年
  ここで問題となるのが今回出てきたアーリエルの弓です。どのような形で出てくるのかはしりませんが、アーリエルの弓はTESシリーズの1のアリーナから3のモロウインドまで出てきているらしいので、すくなくとも第三紀389年から第三紀427年の間はアーリエルの弓はタムリエルの各地を転々とさまよっていたのでしょう。
 その一方でスノーエルフたちにとってアーリエルの弓はアーリエル信仰の3種の神器の一つ(あとの2つは?)、祠に収められ代々守ってきたに違いありません。すくなくとも予言書をねつ造した時にはヴィルスールさんの手元にあったことでしょう。

 そのためこの矛盾を解くためにいくつか説を立ててみます。
一番、簡単な説としては
説1)アーリエルの弓は複数あった。
 ロルカーンの心臓がくくりつけられた矢をどこかに飛ばした伝説の弓が複数あるのはおかしな話ですが、あり得ない話ではないでしょう。日本の三種の神器のように、失われたら新たに神の力を持つものを祭儀に使えばいいのです。ようは神の力があるかどうかが重要なわけで・・・

も一つわかりやすい説は
説2)TES1~TES3にまで出てきたアーリエルの弓は偽物だった
スカイリムに出てきたアーリエルの弓は太陽を射ると太陽を隠すことができるので本物に違いありません。残りの3作品で登場するアーリエルの弓でそのようなことができたという話は聞いていないので、アーリエルの弓という名前を語った唯のレプリカだったということもあります。

時系列的な考察を考えると
説3)今回の事件そのものが第三紀427年以降であった。
ヴィルスールさんが、アーリエルの弓を手に入れ、吸血鬼になったのがTES3の第三紀427年以降であったのなら、時系列的にも問題はありません。ただそうなると、セラーナさんは、実は勉強があまりできず、歴史をよく知らなかったあほな娘、もしくは封印されていた時間をよりおおげさに言うために嘘をついていたすこし痛い娘になってしまいます。ただこの説を採用すると登場人物の年齢が200歳~400歳程度になるため、妥当な話かもしれません。

無理のない説として
説4)アーリエルの弓は時空を超えて存在する
仮にもアーリエルの弓はアカトシュのアーティファクトです。時空を超えその時代で求められた場所に存在することなどファイブスター物語ではスカイリムではよくあることです。普段は最奥聖域の祠に奉納されているが夜な夜な闇の勢力を追い払うために、タムリエル全土を飛び回っているでしょう。

 どの説を信じるかはあなた次第です。っていうか、だれか正しい回答を教えてくださいm(__)m