アルドゥインを倒し、メインクエをやっと終えることができました。さすがアカトシュの最高傑作であり、メインストーリーのラスボス、強かったです(>_<) 
 それはそうとやっぱりわからないのが、アルドゥインはヘルゲンに何をしに来たのかってところです。初めはウルフリック首長を助けにきたと思ったのですが、どうも違うような気がしてきました。
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写真1 ヘルゲンの街を縦横無尽に破壊する暴君アルドゥイン様

 それでは、例によってこれまでに集めた情報をもとに例によって勝手な推測を始めたいと思います。まずゲーム中に出てきた説を確認してみると
(1)これまでの考えていたアルドゥインがヘルゲンを襲った理由
(1-1) その1:デルフィンさんによるドラゴンの襲撃の裏にサルモールがかかわっている説
 写真2に示すように、デルフィンさん推理ではサルモールが裏で糸を引いているとのころでした。帝国とストームクロークの戦いを長引かせサルモールが漁夫の利を得る解りやすい話で私も当初この考えを持っていました。が、これは大使館で集めたレポートによって完全に否定され、デルフィンさんの被害妄想であることがわかりました。サルモールがむしろドラゴンの調査をしているぐらいでしたので。
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写真2 サイモールがドラゴンの復活に関係していている所まで突き止めたと豪語しているデルフィンさん

(1-2) その2:サルモールによるドラゴンの復活はブレイズがかかわっている説
 サルモールの大使館にあったレポート(写真3)に示すように、サルモールは独自にドラゴンに関する調査をし、エズバーンさんを探していました。これも中々説得力のある話で、ブレイズが実はそれなりの力をもった新たな勢力として、活躍するという話も十分考えられました。結局、過去の栄光にしがみついている少年探偵団でしたが・・・当事者のエズバーンさんもアルドゥインを恐れてリフテンで隠れていたことからわかるように、復活させたどころが引きこもりニートとなっていたので、全然関係ありませんでした。
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写真3 エズバーンさんの調査報告

 結局サルモールもブレイズもどちらも加担していたわけではないし、なによりプライドの高いアルドゥイン様が定命の者の言うことを聞くわけがありません。

 これまでウルフリック首長を助けるためにヘルゲンを襲ったと思っていましたが、写真1、写真4に示すようにヘルゲンでのアルドゥイン様の暴君ぶりは、ウルフリック首長を助けるっていうような攻撃ではなく、手当たりしだい自分の力を誇示し見境なく攻撃していたように感じます。つまりアルドゥイン様はウルフリック首長を救いに来たのではなく、ヘルゲンを襲撃に来た結果たまたま混乱に紛れてウルフリック首長は逃げただけではないでしょうか?

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写真4 見境なくヘルゲンの街を攻撃しているアルドゥイン様

というわけで、お得意の勝手な説を展開していきます。

(2)そもそもドラゴンって強いの?
 まずアルドゥイン様はやはり賢く色々と計算はできる子だった(中学生程度の駆け引きはできた)と仮定します。仮にもアトカシュの最高傑作のアルドゥイン様です。単なる空飛ぶトカゲではないはずです。人間の言葉も話すことができ、昔の竜戦争ではスカイリムを征服したりと、それなりに知的な行動もできています。 そして実はドラゴンはそれほど強くはないことをアルドゥイン様自身は知っていたと思います。無論、アルドゥイン様やパーサーナックス先生は別格ですが、それでも前回は人間たちに封印をされてしまった過去があります。(*^_^*)

 さてここで各ドラゴンの強さですが、大目にみても以下の兵士がいれば十分撃退できたのではないでしょうか?
野良ドラゴンクラス         兵士一個小隊(30人ぐらい)
ネームドドラゴンクラス    兵士二個小隊(60人ぐらい)
アルドゥイン様、バーサーナックス先生クラス 兵士一個中隊(150人ぐらい)

 こう書くと一見、ドラゴンは大したことがないみたいですがスカイリムの世界では、各勢力はそれほど大きな兵力はもっていないでしょう。ホワイトランの常備軍として一個大隊(500人程度)、反乱をおこしたストームクロークの総数は一個連隊(2000人程度)、帝国からスカイリムに派遣された軍の総数は一個旅団(6000人程度)ぐらいではないでしょうか?
 そのような中、ドラゴンの本当の恐ろしさは、空を飛ぶことによる機動力をつかったゲリラ戦にだと考えられます。移動手段として馬と船しかなかったスカイリムの世界において、本拠地を持たず小隊レベルの戦力が空を飛び好きな場所に好きな時に攻撃できるわけですから、かなりの脅威だったとおもいます。ミッターマイヤー提督も頭を抱えたことでしょう。

(3)ドラゴンが強いことをアピールしに来た
 そしてアルドゥイン様が恐れたのはドラゴンに対して組織だった抵抗をうけることだったのでしょう。小さなお皿を盗んだだけで村人全員で斧を持って追いかけてきたり、自分がドラゴンボーンじゃなくただのノルドであったことを心底残念がる血の気の多いノルド達の楽園のスカイリムです。ドラゴンが弱いことがバレると大変です。

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写真5 ヘルゲンで弓矢と魔法をバンバンうって、空飛ぶトカゲを落とそうとする帝国軍の攻撃

 実際に数百年ぶりのドラゴンの襲撃にもかかわらず、ヘルゲンにいた帝国軍の兵士達はドラゴンを恐れるどころか、弓矢に魔法にとかなり反撃をしてきました。これにはアルドゥイン様も内心はかなりドキドキしたのではないでしょうか? 
 きっと竜戦争の時も何匹かのドラゴンは村人に返り討ちにあったに違いありません。だからこそアルドゥイン様は人間ががいくら力を合わせても、ドラゴンはものすごく強く無駄であることを示す必要があったんだと思います。まさにトカゲも鷹として振舞わねば飛ぶことも適わぬ世の中だったのでしょう。

 上記のような理由からアルドゥイン様は、人々に自分(ドラゴン)の強さをアピールしにやって来ただけであると結論づけました。

では、なぜあの時、あの場所だったのかについては、話が長くなってきたので後編に続きます。