前篇の結論として、ウルフリック首長を助けにヘルゲンに来たのではなく、人々に自分(ドラゴン)の強さをアピールしにきたと結論づけました。

(1)なぜヘルゲンだったのでしょうか?
 数百年ぶりのアルドゥイン様の再デビューの日です。当然、満を持して登場したはずです。本来なら大きな箱で再デビューコンサートを開きたいところですが、ホワイトランやソリチュード、リフテンの街は大きく衛兵も沢山いるため、アルドゥイン様といっても返り討ちに合う可能性もあり危険です。しかしヘルゲンなら、それほど大きくもなく衛兵も少なかいためアルドゥインのやりたい放題できます。また地理的にもスカイリムの中心のホワイトランに近く、噂話として一気に広めるには好都合の場所です。できればよりホワイトランに近いリバーウッドでコンサートを開きたいところですが、リバーウッドはホワイトランの衛星都市、町に被害をだしたら、隻眼のオラフの末裔バルグルーフ首長が本格的にドラゴン退治に腰をあげると厄介です。

shot2ss20140604040445195s.jpg
 これ見よがしにドラゴン(ヌーミネックスさん)の骨を飾っているドラゴンズリーチの玉座の間。こんなことをしている人たちに喧嘩を売るのは危険すぎます。
 その点、首長が政治的圧力で変わり、きな臭い雰囲気になっているファルクリースの衛星都市のヘルゲンなら、ドラゴン討伐隊を編成したりする可能性はすくないはずです。しかも山の中にある町ですので、万が一にも襲撃に失敗しても、空を飛べるドラゴンを追撃することは出来ないでしょう。さらにスカイリムだけでなくシロディールにも近く、今回の襲撃はシロディールにも、すぐに伝わることになります。

 まさにヘルゲンはアルドゥイン様が復活コンサートをやるための絶好の箱だったのです。

(2)なぜあの時だったのか?
 まさに人々に自分(ドラゴン)の存在をアピールする絶好のタイミングでした。あの時集まっていたVIPをアルドゥイン様が殺すことにより、アルドゥイン様は復活とともに伝説になったはずです。
 VIPとは、ストームクロークの首謀者のウルフリック首長、帝国軍の司令官テュリウス将軍、そしてサルモールのスカイリム大使エレンウェンさんです。 この3人についてはアルドゥイン様もそれなりに調べていたはずです。

(2-1)ウルフリック首長
shot2ss20140210165321713s.jpg
 ウルフリック首長は、グレイビアードの元で訓練しており、先の大戦では帝国軍として従軍しサルモールと戦い、その後、マルカルスで大暴れし、さらに上級王をぶっころし、スカイリムで内戦をおっぱじめたまさに強いノルドの象徴でありスカイリムのヒーローです。
 こんな有名人を野放しにしていたら、アルドゥイン様の名前はいつまでたっても、新聞の地方欄からでてきません。さらに捕まってヘルゲンで処刑され、殉教者にでもなった日には、復讐に燃えるストームクロークと帝国軍との戦いが激化し、だれもアルドゥイン様の相手をしなくなるでしょう。ウルフリック首長が亡くなるとしても、それは帝国軍によって処刑されるのではなく、アルドゥイン様により殺される必要があったのです。

2-2 テュリウス将軍
 テュリウス将軍はスカイリム全土に展開している帝国軍の司令官です。おそらくアルドメリ自治領との戦いでもそれなりに成果を上げ、帝国軍でもかなり上の立場だったに違いありません。第二次世界大戦におけるのニミッツ提督、マッカーサー元帥、アイゼンハワー司令官クラスの人ではないかと考えられます。
ee6114ff.png  
建築士をしていて陪審員として裁判に参加した時のテュリウス将軍(1950年代)

Image.png
ドイツ軍に捕まり、収容所生活をしていた頃のテュリウス将軍(1960年代)
 この将軍をアルドゥイン様が亡き者にすることにより、スカイリムだけでなくシロディール、いやタムリエル全土にアルドゥイン様の伝説が蘇ります。しかも帝国軍は弱体化していますので、テュリウス将軍を殺されたからといって、伝説にもなっているアルドゥイン様を討伐する軍をすぐには準備することはできないでしょう。

2-3 エレンウェン大使
 まったく知りませんでしたが、実はあの時、エレンウェン大使もヘルゲンに来ていたそうです。改めてオープニングを見てみると、レイロフさんが、テュリウス将軍が来ていると言った後「それにサルモールが一緒のようだ。胸糞悪いエルフどもめ!」って話しています。確認してみるとテュリウス将軍の横にエレンウェンさんがいました。
shot2ss20140707184157250.jpg
 レイロフさんの肩越しに、テュリウス将軍の横で馬に乗るエレンウェンさんを発見。
 
 エレンウェンさんは大使としての表の顔だけなく、裏では色々と手を回しスカイリムでのドラゴンに関する調査をしていたことからもかなりのやり手です。アルドメリ自治領は形の上では帝国と停戦していますが、次に狙っているのは間違いなくスカイリムのはずです。無能な人を送り込んでくるはずはありません。さらに現在のタムリエルにおいて、イニシアティブを持っているのは帝国ではなくアルドメリ自治領を動かしているサルモールです。アルドゥイン様もその点は分かっていたと思います。スカイリムにおけるサルモールのトップを亡き者にしてしまえば、アルドメリ自治領の動きにも釘をさすことができ、しかもノルド達の支持をえることができたのではないでしょうか?

 このようにスカイリムのキーパーソンであるVIP三人が一同に勢揃いしあの日はまさにアルドゥイン様の再デビューコンサートうってつけの日でした。あのままウルフリック首長が処刑されていると、7時のニュースでも、ウルフリック首長の処刑がトップニュースとなり、アルドゥイン様の話は下手をすると天気予報の後の各地方の情報としてしか紹介されなかったでしょう。 世間の目がヘルゲンに注目されているその話題に無理やり割り込んでいくのは芸能界的にも間違っていません。

 VIP3人をぶっ殺すことができれば、スカイリム全土は混乱し、組織だった対ドラゴン討伐部隊を結成するのは不可能になり、アルドゥイン様はゆっくりと部下のドラゴンを復活させていけばよかったはずです。残念ながら、VIP3人を殺すのは失敗しますが、その3人に対してドラゴンの脅威を示すことができたので、十分だったでしょう。

(3)そしてアルドゥイン様復活コンサートへ
 ヘルゲンにVIP3人が揃うと聞いた時は、アルドゥイン様は歓喜したにちがいありません。まさにアカトシュがアルドゥイン様のために準備をしてくれたステージでした。きっと遠くからヘルゲンの街の様子を伺い、テュリウス将軍がウルフリック首長に対して話しているのを聞き耳をたて、登場するタイミングを図っていたに違いありません。テュリウス将軍の話が終わり、ストームクロークの兵士が一人処刑され、まさに場の盛り上がりは最高潮になった時、アルドゥイン様は偶然を装いながら、ヘルゲンの街へ登場です。

shot2ss20140119223037973s
  たまたまヘルゲンを通りがかったら、なにかやっているので面白そうだから攻撃してみよう・・・・的なあくまでも偶然を装い復活コンサートに望むアルドゥイン様

 この復活コンサートは大成功でした。ヘルゲンで大暴れした話はスカイリム全土に瞬く間に広まり、リバーウッドやホワイトランでは、号外が発売され、トップニュースになりました。人々にドラゴンに対する恐れが広がり、バルグルーフ首長も頭を抱えていました。もはやだれもウルフリック首長の逮捕、処刑、逃亡等の話をしていません。

(4)しかし詰めがあまかった。
 デビューは大成功に終えましたが、唯一の計算間違いといえば、たまたまそこにいたどばきんを結果的に助けてしまったことですが、その時はどばきんとして覚醒してなかったので、このことでアルドゥインを責めるのはあまりにかわいそうなのでこの件は無罪です。
 
 問題なのは、その後です。アルドゥイン様の復活コンサートに触発された某ドラゴンが調子にのってホワイトランの西の塔を攻撃したところ、ホワイトランの精鋭部隊に返り討ちにあってしまい、命がけて行ったアルドゥイン様のヘルゲン襲撃も無駄になってしましました(>_<)

shot2ss20140124013724817s.jpg
 分隊規模の兵士によって、ぬっ殺されたネームドドラゴンのミルムルニルさん

 調子にのってホワイトランの西の塔を攻撃したミルムルニルさんは重罪です。あの時狙うならロリクステッドの町を狙うべきでした。聡明なバルグルーフ首長はヘルゲン襲撃の情報を集め、すでに対ドラゴン戦について準備もしていたので、返り討ちにあったのは当然といえば当然でしょう。ミルムルニルさんの襲撃の結果、伝説のはずのドラゴンが実は力を合わせれば勝てるとバレてしまい、ドラゴン退治に行った従妹をうらやましいと言いだず筋肉バカノルドの衛兵まで出る始末。
 
shot2ss20140712023518282s
 ドラゴン退治に行った従兄弟を羨ましがるホワイトランの西門勤務の隻眼巨乳娘衛兵娘
 
(5)そしてジリ貧な日々が・・・
  本来であれば、希少価値を上げるためにもアルドゥイン様はめったに人前には出ずに、他のドラゴンを使い、より伝説のドラゴン感を出す予定でしたが、復活コンサートの失敗により、ドラゴン軍団を復活させるための十分な時間を取ることができませんでした。おそらく封印されていたドラゴンを復活させるのはかなり大変で、それこそソブンガルデへエネルギーをチャージしに帰る必要があったんだと思います。
 時間をかせぐために戦力の逐次投入を余儀なくされ、苦労して復活させたドラゴン達も、どばきんちゃんたちや兵士、村人に各個撃破される・・・・まさに負のスパイラルに入ってしまったアルドゥイン様でした。

shot2ss20140322141128831s.jpg
ドラゴン復活させるためにエネルギーを使い果たすアルドゥイン様
 
 以上、勝手な推測ですが、どうでしょうか?今後、さらに冒険を続けると新たな情報を得ることができるかもしれませんが、それほど間違っていないのでは?
 結局、ヘルゲンの襲撃においてVIPを殺せず、どばきんちゃんを救ってしまった時点でアルドゥイン様の運命はきまっていたのかもしれませんね。